ホームラン教室とポンポン大将

♪~ぼくらは町の子、元気な子。風を仰げば、テレビ塔~と、歌っているのは小柳徹。NHKで1959年10月10日に始まった『ホームラン教室』の主題歌です。
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前年の12月に竣工した東京タワーが見える丘の上小学校の野球チームが舞台。チームの少年たちの家庭や学校でおこる出来事を楽しく描いたドラマです。前年の長嶋入団以来プロ野球の人気は上昇しており、少年に夢を与える野球をテーマにしたホームドラマ調のこの番組は多くの少年たちに受け入れられ、63年3月30日まで続きました。
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主人公は小柳徹が演じている大川トオル。丘の上小学校の5年生で、野球チーム・丘の上ホーマーズのキャプテン。家がパン屋(大川ベーカリー)なので綽名がアンパン。クリームパンやメロンパンが10円の時代です。チームメンバーも綽名で呼び合っています。名前が川上哲夫なので銭湯に行ったら下駄箱は16番にするなど何でも16番にする16番(矢沢新)、医者の息子でエースだが小さくてチョロチョロしているのでネズミ(安藤哲)、野球は下手だが勉強のできるガリ(斎藤宏昌)、洗濯屋の子なのにいつもボロ服で守備もボロボロのボロ助(細見克彦)、その他にトチ(太田昭雄)やスギ(佐藤貴実雄)、デカ(芦沢義仁)がいます。
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彼らを巡る人たちは、トオルの父(牟田貞三)、トオルの母(幸つや子)、トオルの妹ミー(安田まり子)、大川ベーカリーの店員モーやん(土屋靖雄)。ネズミの家は歯科医で、父親(森塚敏)と姉(古賀さと子)。他には、トオルの担任・辻先生(冨田浩太郎)、クラスメイトで丘の上ホーマーズの応援団のミドリ(臼間佳代)とクリ(岡本久美子)など。古賀さと子は童謡歌手として当時知られた存在でしたね。
毎週土曜日夕方の生ドラマで、木曜日に“本読み”“立ち稽古”、金曜・土曜とリハーサルを重ね、生放送に臨んだそうです。スタジオドラマなので野球シーンはフィルム撮影して、ドラマに挿入。丘の上ホーマーズは弱くて、負けてばかりいたような気がします。野球をするシーンは殆どありませんでした。

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小柳徹は、同時期に放送されていた『ポンポン大将』(NHKで1960年9月4日~64年4月5日放送)にも出演していました。『ポンポン大将』は、墨田川で荷物運搬で働くポンポン船(ポンポンと作動音のする焼き玉エンジンを用いた船)の船長・松吉(桂小金治)が主人公の人情ドラマ。松吉は戦災で両親を失った戦災孤児で、孤児院で一緒に育った金吾(加藤博司)と暮らしています。金吾は町工場で働いており、現実的な考え方の持ち主。人情派の松吉とは意見が食い違うことがあります。そして、かつて自分たちが育った孤児院から松吉が3人の孤児をひきとったことから、いろいろなトラブルが発生。小柳徹は孤児のひとりね。親がいなくても、明るくひたむきに生きる姿に、子供たちは共感したんです。画像は、飯田蝶子。松吉たちの世話をやいたり、小言を言ったりと、何かとお節介の婆さん役でした。下町の婆さん役が似合う女優でしたねェ。
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『ポンポン大将』は、日曜の夕方6:00~6:25の放送だったので、観ていたのは62年の夏頃まで。というのは、62年5月から裏番組で『てなもんや三度笠』が始まったからで~す。

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